第 3章3 分間 porting

目次
3.1. Makefile の作成
3.2. package 記述ファイルの作成
3.3. チェックサムファイルの作成
3.4. port のテスト
3.5. portlint によるチェック
3.6. port の提出

このセクションでは、簡単な port の作り方について説明します。 多くの場合、これだけでは不十分なので、 この文書の続きを読まなければならないでしょう。

まず、元の tar ファイルを DISTDIR に置きます。この変数の デフォルト値は /usr/ports/distfiles です。

注意: 以下の例では、そのソフトウェアが そのままコンパイル可能なものと仮定しています。 つまり、FreeBSD マシンで動かすために、 変更がまったく必要ないという意味です。 もし何か変更が必要な場合には、次のセクションも 参照する必要があるでしょう。

3.1. Makefile の作成

最小限の Makefile は 次のようなものになります。

# New ports collection makefile for:   oneko
# Date created:     5 December 1994
# Whom:             asami
#
# $FreeBSD$
#

PORTNAME=       oneko
PORTVERSION=    1.1b
CATEGORIES=     games
MASTER_SITES=   ftp://ftp.cs.columbia.edu/archives/X11R5/contrib/

MAINTAINER=     asami@FreeBSD.org
COMMENT=        A cat chasing a mouse all over the screen

MAN1=           oneko.1
MANCOMPRESSED=  yes
USE_IMAKE=      yes

.include <bsd.port.mk>

おわかりでしょうか。$FreeBSD$ を 含む行の内容については、気にする必要はありません。 この行は、このファイルが FreeBSD の ports ツリーに 取り込まれる際に、CVS によって自動的に書き込まれます。 もっと詳しい例が見たい場合には、 Makefile のサンプルの セクションをご覧ください。

FreeBSD ports システムに関する質問は、(英語で) <ports@FreeBSD.org> へ、
この文書の原文に関するお問い合わせは、(英語で) <doc@FreeBSD.org> までお願いします。