FreeBSD 4.9-RELEASE Errata

FreeBSD プロジェクト

$FreeBSD: src/release/doc/ja_JP.eucJP/errata/article.sgml,v 1.3.2.14 2003/11/03 14:02:25 rushani Exp $

FreeBSD は Wind River Systems, Inc. の登録商標です。 これは近いうちに変わる見込みです。

Intel, Celeron, EtherExpress, i386, i486, Itanium, Pentium および Xeon はアメリカ合衆国およびその他の国における Intel Corporation またはその関連会社の商標または登録商標です。

製造者および販売者が製品を区別するのに 用いている表示の多くは、商標とされています。 この文書に登場する表示のうち FreeBSD Project がその商標を確認しているものには、その表示に続いて ``™'' または ``®'' 記号がおかれています。


この文書は FreeBSD 4.9-RELEASE の公開後に判明した重要な情報やリリース文書に間に合わなかった 情報が書かれている errata リスト (正誤表) です。 これにはセキュリティ勧告および、 システムの運用・利用に影響を与えるような関連ソフトウェア、 関連文書の更新情報も含まれています。 このバージョンの FreeBSD をインストールする前には必ず、 最新の errata を参照するようにしてください。

この errata 文書は FreeBSD 4.9-RELEASE 用です。 FreeBSD 4.9.1-RELEASE のリリースまでの期間、保守されます。


1. はじめに

この errata 文書には FreeBSD 4.9-RELEASE に関する ``最新の障害情報'' が書かれています。 この文書を読み、 このバージョンのインストール前にリリース公開後に既に発見・修正された問題点について 知っておいてください。

リリースの公開 (たとえば CDROM による配布) には errata 文書が同梱されていることがあります。 しかし、それは当然ながらその時点のものであり、 最新のものと同じであるとは限りません。 インターネット上に置かれている このリリースに対応した ``errata 文書の最新版'' を参照するようにしてください。 errata 文書は http://www.FreeBSD.org/releases/ をはじめ、最新の状態を維持している各ミラーサイトに置かれています。

FreeBSD 4-STABLE のソーススナップショット、 バイナリスナップショットにも、 (スナップショット作成時の) 最新版の errata 文書が含まれています。

FreeBSD CERT セキュリティ勧告の全リストは、 http://www.FreeBSD.org/security/ もしくは ftp://ftp.FreeBSD.org/pub/FreeBSD/CERT/ を参照してください。


2. セキュリティ勧告

セキュリティ勧告は発行されていません。


3. 最新情報

(2003 年 10 月 28 日) リリース工程の終盤で、 Intel® プロセッサの HyperThreading (HTT) 対応機能を SMP カーネルではデフォルトで有効とする変更が行われました。 その結果、不要となったカーネルオプション HTT は削除されました。 HTT 機能で有効化された論理 CPU は 割り込みを処理できるように常に起動されますが、 デフォルトではユーザプロセスを実行できないようになっています。 論理 CPU がユーザプロセスを実行できるようにするには、 sysctl(8) 変数 machdep.hlt_logical_cpus1 から 0 に変更してください。 loader で、この変数を同じ名前で設定することもできます。 この動作は FreeBSD 5.X と同一です。

(2003 年 10 月 29 日) 一つ目の CD-ROM に収録されている packages のいくつかが、 それぞれ異なる (共存できない) バージョンの OpenLDAP に依存していました。 この問題により、packages を利用して x11/gnome2x11/kde3 の両方を インストールすることはできないということが判明しています。

(2003 年 10 月 30 日) FreeBSD のベースシステム全体を正しく機能させるために crypto 配布物は必須のようです。 少なくとも、 pkg_add(1) の実行には crypto 配布物にあるライブラリが必要です。

(2003 年 10 月 30 日) ごく最近の i386 マシンでは El Torito CDROM のエミュレーションモードによる起動に対応していないことがわかっています。 この結果、FreeBSD 4.9-STABLE は CDROM からの起動に失敗してしまいます。 回避方法として、フロッピディスクイメージをダウンロードして sysinstall(8) を起動してから、CDROM でインストールを行ってください。 この文章を書いている時点では、この問題はそれほど発生していないようです。

Note: FreeBSD 5.X は、デフォルトでは El Torito CDROM エミュレーションモードによる起動方法を 使用していません。そのため、エミュレーションモードにしか 対応していない古い i386 マシンでは起動することができません。




このファイルの他、リリース関連の文書は http://snapshots.jp.FreeBSD.org/ からダウンロードできます。

FreeBSD に関するお問い合わせは、<questions@FreeBSD.org> へ質問を投稿する前に解説文書をお読みください。

FreeBSD 4-STABLE をお使いの方は、ぜひ <stable@FreeBSD.org> メーリングリストに参加ください。

この文書の原文に関するお問い合わせは <doc@FreeBSD.org> まで、
日本語訳に関するお問い合わせは <doc-jp@jp.FreeBSD.org> まで電子メールでお願いします。