FreeBSD 3.5 Release Notes
リリースノート - FREEBSD 3.5-RELEASE 3.5-RELEASE へようこそ。これは 1999 年 12 月にリリースされた 3.4-RELEASE に 続くものです。3.4 がリリースされてからの数カ月間、たくさんのバグ修正や、 全般的な拡張がシステムに対して行なわれました。詳細については、 下記の関連する項目をご覧下さい。 インストールの失敗やクラッシュがありましたら send-pr コマンドを使って 報告してください。(Web インターフェースのほうが良ければこちらをご覧ください)。 FreeBSD と 3.5-RELEASE のディレクトリ構成に関する情報は ABOUT.TXT を 御覧ください(フロッピーからインストールしている場合は特に!)。 インストールに関する説明は INSTALL.TXT や HARDWARE.TXT ファイルを ご覧ください。 目次: ----- 1. 3.4-RELEASE からの変更点 1.1 カーネルでの変更 1.2 セキュリティ上の修正 1.3 ユーザ領域での変更 2. サポートしている構成 2.1 ディスクコントローラ 2.2 イーサネットカード 2.3 ATM 2.4 その他のデバイス 3. FreeBSD の入手 3.1 FTP/Mail 3.2 CDROM 4. 以前の FreeBSD リリースからアップデートするには 5. 問題のレポート、提案をする場合、コードの提供 6. 謝辞 1. 3.4-RELEASE からの変更点 --------------------------- 1.1. カーネルでの変更 --------------------- ローダが -current のものに更新されました。 CAM ドライバのバグが修正されました。 oltr [Olicom NIC] ドライバが更新されました。 bktr(4) [Brooktree frame-grabber] ドライバが更新されました。 isp(4) [Compaq Qlogic] ドライバが更新されました。 sym(4) [NCR/Symbios SCSI controller] ドライバが更新されました。 syscons(4) のバグが修正されました。 vinum(4) のバグが修正されました。 wd(4) ドライバの LBA サポートが改良されました。 オーディオ mixer(8) サポートが更新されました。 Microsoft Sound Source (MSS) オーディオデバイスがサポートされました。 Linux 互換コードにおける Linux システムコールのサポートが増えました。 netgraph(4) が更新され、新しいノードタイプとドキュメントが追加されました。 msdosfs のバグが修正されました。 1.2. セキュリティ上での修正 --------------------------- 細かいながら重要な変更が、書ききれないくらいたくさん加えられました。 詳細は CVS リポジトリで確かめてください。 ユーザの視点からは "様々なものが強化されました" と述べれば十分でしょう。 1.3. ユーザランドでの変更 ------------------------- vinum(8) が更新されました。 chmod(1) に -v フラグが追加されました。 詳細はマニュアルページを見てください。 df(1) に新しい単位が追加されました。 詳細はマニュアルページを見てください。 date(1)、ed(1)、ln(1)、sh(1)、camcontrol(8)、vinum(8) その他 たくさんのユーザコマンドのバグが修正されました (詳細は CVS で :)。 groff(1)、grep(1) texinfo(1) ユーティリティが更新されました。 -current で /etc へ施されたいくつかの改良がマージされました。 たくさんのマニュアルページ中の記述のバグが修正されました。 スレッドをロックする関数がダイナミックリンカに追加されました(dllockinit(3) を見てください)。 pthread_cancel(3) 関数が追加されました。 ppp(8) にいくつかの変更やバグの修正が施されました。 特にその一つの変更は 今までの設定が利用できなくなる可能性があります。# 文字はコメントの開始として 扱われるようになり、それがその行の空白文字以外の最初の文字であるかどうかは 関係なくなりました。 ISP には、# 文字を含む authname を割り当てているものがあります。 これはエスケープするかクォートしなければなりません。 picobsd のサポート (/usr/src/release/picobsd) が更新されました。 HTTP インストールオプションがシステムインストーラ (sysinstall(8)) に追加されました。 XFree86 が 3.3.5 から 3.3.6 に更新されました (XFree86 4.0 は 間に合いませんでした)。 2. サポートしている構成 ----------------------- FreeBSD は現在、ISA、VLB、EISA、PCI バスの 386SX から Pentium クラス までのさまざまな種類の PC で動作します (ただし 386SX はお勧めできません)。 IDE、ESDI ドライブや、さまざまな SCSI コントローラ、ネットワークカードや シリアルカードにも対応しています。 以下に記載されているのは、現在 FreeBSD で動作することが確認されている すべての周辺機器のリストです。その他の構成でも動作する可能性がありますが、 それは単に、まだ私たちが動作確認の報告を受けとっていないというだけです。 2.1. ディスクコントローラ --------------------- WD1003 (あらゆる MFM/RLL) WD1007 (あらゆる IDE/ESDI) IDE ATA Adaptec 1535 ISA SCSI コントローラ Adaptec 154x シリーズ ISA SCSI コントローラ Adaptec 174x シリーズ EISA SCSI コントローラ (スタンダード、エンハンスドモード) Adaptec 274X/284X/2920C/294x/2950/3940/3950 (Narrow/Wide/Twin) シリーズ EISA/VLB/PCI SCSI コントローラ Adaptec AIC7850、AIC7860、AIC7880、AIC789x オンボード SCSI コントローラ Adaptec 1510 シリーズ ISA SCSI コントローラ (起動はできません) Adaptec 152x シリーズ ISA SCSI コントローラ Adaptec AIC-6260 および AIC-6360 ベースのボード。これには AHA-152x と SoundBlaster SCSI カードが含まれます。 AdvanSys SCSI コントローラ (全モデル)。 BusLogic MultiMaster コントローラ: [ BusLogic/Mylex "Flashpoint" アダプタはまだサポートされて *いません*] BusLogic MultiMaster "W" シリーズホストアダプタ: BT-948、BT-958、BT-958D BusLogic MultiMaster "C" シリーズホストアダプタ: BT-946C、BT-956C、BT-956CD、BT-445C、BT-747C、BT-757C、BT-757CD、 BT-545C、BT-540CF BusLogic MultiMaster "S" シリーズホストアダプタ: BT-445S、BT-747S、BT-747D、BT-757S、BT-757D、BT-545S、BT-542D、 BT-742A、BT-542B BusLogic MultiMaster "A" シリーズホストアダプタ: BT-742A、BT-542B 完全に BusLogic MultiMaster と互換性のある AMI FastDisk コントローラも サポートされています。 DPT SmartCACHE Plus、SmartCACHE III、SmartRAID III、SmartCACHE IV、 SmartRAID IV SCSI/RAID コントローラはサポートされています。 The DPT SmartRAID/CACHE V はまだサポートされていません。 SymBios (旧 NCR) 53C810、53C810a、53C815、53C820、53C825a、 53C860、53C875、53C875j、53C885、53C895 および 53C896 PCI SCSI コントローラ: ASUS SC-200 Data Technology DTC3130 (すべての変種) Diamond FirePort (すべて) NCR 社のカード (すべて) Symbios 社のカード (all) Tekram DC390W、390U および 390F Tyan S1365 QLogic 1020、1040、1040B、1080 および 1240 SCSI ホストアダプタ QLogic 2100 Fibre Channel アダプタ (プライベートループのみ)。 DTC 3290 EISA SCSI コントローラ(1542 エミュレーションモード) サポートされるすべての SCSI コントローラは、 SCSI-I および SCSI-II 周辺機器の完全なサポートを提供します。 これにはハードディスク、光磁気ディスク、 (DAT と 8mm Exabyte を含む)テープドライブ、メディアチェンジャ、 プロセッサとして動作するターゲットデバイス、CDROM ドライブが含まれます。 CDROM コマンドをサポートする WORM デバイスは CDROM ドライバによる 読み取り専用アクセスのみサポートされます。WORM/CD-R/CD-RW への書き込みは ports ツリーにある cdrecord によりサポートされます。 現在、以下の種類の CD-ROM がサポートされています: (cd) SCSI インターフェース (ProAudio Spectrum と SoundBlaster SCSI も含む) (matcd) 松下/Panasonic (Creative SoundBlaster) 専用インターフェース (562/563 モデル) (scd) Sony 専用インターフェース (全モデル) (wcd) ATAPI IDE インターフェース 以下のドライバは古い SCSI サブシステムではサポートされていましたが、 新しい CAM SCSI サブシステムでは *まだ* サポートされていません。 NCR5380/NCR53400 ("ProAudio Spectrum") SCSI コントローラ UltraStor 14F、24F、34F SCSI コントローラ Seagate ST01/02 SCSI コントローラ Future Domain 8xx/950 シリーズ SCSI コントローラ WD7000 SCSI コントローラ [ 注: UltraStor ドライバを新しい CAM SCSI の枠組みに移植する作業が 進行中ですが、いつ完成するか、本当に完成するかどうかはまだわかりません。] 以下のドライバは保守されていません。これらは動くかも知れませんし、 動かないかもしれません: フロッピーテープインターフェース (Colorado/Mountain/Insight) (mcd) Mitsumi 専用 CD-ROM インターフェース (全モデル) 2.2。イーサネットカード ----------------------- AIC-6915 fast イーサネットコントローラチップベースの Adaptec Duralink PCI fast イーサネットアダプタ。これには次のものが含まれます: ANA-62011 64-bit single port 10/100-BaseTX アダプタ ANA-62022 64-bit dual port 10/100-BaseTX アダプタ ANA-62044 64-bit quad port 10/100-BaseTX アダプタ ANA-69011 32-bit single port 10/100-BaseTX アダプタ ANA-62020 64-bit single port 100-BaseFX アダプタ Allied-Telesis AT1700 および RE2000 カード Tigon 1 および Tigon 2 チップセットベースの Alteon Networks PCI ギガビットイーサネットカード。これには次のものが含まれます。 Alteon AceNIC (Tigon 1 および 2) 3Com 3c985-SX (Tigon 1 および 2) Netgear GA620 (Tigon 2) Silicon Graphics ギガビットイーサネット DEC/Compaq EtherWORKS 1000 NEC ギガビットイーサネット AMD PCnet/PCI (79c970 & 53c974 または 79c974) SMC Elite 16 WD8013 イーサネットインターフェース、 そしてその他大部分の WD8003E、WD8003EBT、WD8003W、WD8013W、 WD8003S、WD8003SBT、WD8013EBT ベースの互換品。 SMC Elite Ultra。 SMC Etherpower II。 RealTek 8129/8139 fast イーサネット NIC。 これには次のものが含まれます: Allied Telesyn AT2550 Allied Telesyn AT2500TX Genius GF100TXR (RTL8139) NDC Communications NE100TX-E OvisLink LEF-8129TX OvisLink LEF-8139TX Netronix Inc. EA-1210 NetEther 10/100 KTX-9130TX 10/100 Fast Ethernet Accton "Cheetah" EN1027D (MPX 5030/5038; RealTek 8139 互換?) SMC EZ Card 10/100 PCI 1211-TX Lite-On 82c168/82c169 PNIC fast イーサネット NIC。 これには次のものが含まれます: LinkSys EtherFast LNE100TX NetGear FA310-TX Rev. D1 Matrox FastNIC 10/100 Kingston KNE110TX Macronix 98713、98713A、98715、98715A および 98725 fast イーサネット NIC: NDC Communications SFA100A (98713A) CNet Pro120A (98713 もしくは 98713A) CNet Pro120B (98715) SVEC PN102TX (98713) Macronix/Lite-On PNIC II LC82C115 fast イーサネット NIC。 これには次のものが含まれます: LinkSys EtherFast LNE100TX Version 2 Winbond W89C840F fast イーサネット NIC。 これには次のものが含まれます: Trendware TE100-PCIE VIA Technologies VT3043 "Rhine I" および VT86C100A "Rhine II" fast イーサネット NIC。これには次のものが含まれます: Hawking Technologies PN102TX D-Link DFE530TX Silicon Integrated Systems SiS 900 および SiS 7016 PCI fast イーサネット NIC。 Sundance Technologies ST201 PCI fast イーサネット NIC。 これには次のものが含まれます: D-Link DFE-550TX SysKonnect SK-984x PCI ギガビットイーサネットカード。これには次のものが含まれます: SK-9841 1000baseLX single mode fiber、single port SK-9842 1000baseSX multi-mode fiber、single port SK-9843 1000baseLX single mode fiber、dual port SK-9844 1000baseSX multi-mode fiber、dual port Texas Instruments ThunderLAN PCI NIC。これには次のものが含まれます: Compaq Netelligent 10、10/100、10/100 Proliant、10/100 Dual-Port Compaq Netelligent 10/100 TX Embedded UTP、10 T PCI UTP/Coax、10/100 TX UTP Compaq NetFlex 3P、3P Integrated、3P w/ BNC Olicom OC-2135/2138、OC-2325、OC-2326 10/100 TX UTP Racore 8165 10/100-BaseTX Racore 8148 10-BaseT/100-BaseTX/100-BaseFX multi-personality ADMtek Inc. AL981-based PCI fast イーサネット NIC ADMtek Inc. AN985-based PCI fast イーサネット NIC ASIX Electronics AX88140A PCI NIC。これには次のものが含まれます: Alfa Inc. GFC2204 CNet Pro110B DEC EtherWORKS III NIC (DE203、DE204、および DE205) DEC EtherWORKS II NIC (DE200、DE201、DE202、および DE422) DEC DC21040、DC21041、もしくは DC21140 ベースの NIC (SMC Etherpower 8432T、DE245、など)。 DEC FDDI (DEFPA/DEFEA) NIC 富士通 MB86960A/MB86965A HP PC Lan+ カード (モデル番号: 27247B および 27252A)。 Intel EtherExpress 16 Intel EtherExpress Pro/10 Intel EtherExpress Pro/100B PCI Fast Ethernet Isolan AT 4141-0 (16 bit) Isolink 4110 (8 bit) Novell NE1000、NE2000、および NE2100 イーサネットインターフェイス NE2000 をエミュレートする PCI ネットワークカード: RealTek 8029、NetVin 5000、Winbond W89C940、Surecom NE-34、VIA VT86C926。 3Com 3C501 カード 3Com 3C503 Etherlink II 3Com 3c505 Etherlink/+ 3Com 3C507 Etherlink 16/TP 3Com 3C509、3C579、3C589 (PCMCIA)、3C590/592/595/900/905/905B/905C PCI、 EISA (Fast) Etherlink III / (Fast) Etherlink XL 3Com 3c980/3c980B Fast Etherlink XL サーバアダプタ 3Com 3cSOHO100-TX OfficeConnect アダプタ 東芝製イーサネットカード Crystal Semiconductor CS89x0 ベースのNIC。これは次のものが含まれます: IBM Etherjet ISA IBM と National Semiconductor 製の PCMCIA Etherjet カードも サポートされています。 2.3 ATM ------- o ATM ホストインターフェース - FORE Systems、Inc. PCA-200E ATM PCI アダプタ - Efficient Networks, Inc. ENI-155p ATM PCI アダプタ o ATM シグナリングプロトコル - The ATM Forum UNI 3.1 signaling protocol - The ATM Forum UNI 3.0 signaling protocol - The ATM Forum ILMI アドレス登録 - FORE Systems 独自の SPANS signaling protocol - Permanent Virtual Channels (PVCs) o IETF の "Classical IP and ARP over ATM" モデル - RFC 1483、"Multi-protocol Encapsulation over ATM Adaptation Layer 5" - RFC 1577、"Classical IP and ARP over ATM" - RFC 1626、"Default IP MTU for use over ATM AAL5" - RFC 1755、"ATM Signaling Support for IP over ATM" - RFC 2225、"Classical IP and ARP over ATM" - RFC 2334、"Server Cache Synchronization Protocol (SCSP)" - Internet Draft draft-ietf-ion-scsp-atmarp-00.txt、 "A Distributed ATMARP Service Using SCSP" o ATM ソケットインターフェイス 2.4. その他のデバイス --------------------- AST 4 ポートシリアルカード (共有 IRQ 使用) ARNET 8 ポート シリアルカード (共有 IRQ 使用) ARNET (現在は Digiboard) 同期 570/i 高速シリアル Boca BB1004 4 ポートシリアルカード (Modem はサポートして「いません」) Boca IOAT66 6 ポートシリアルカード (Modem はサポートしています) Boca BB1008 8 ポートシリアルカード (Modem はサポートして「いません」) Boca BB2016 16 ポートシリアルカード (Modem はサポートしています) Comtrol Rocketport カード Cyclades Cyclom-y シリアルボード STB 4 ポートカード (共有 IRQ 使用) SDL Communications Riscom/8 シリアルボード SDL Communications RISCom/N2 および N2pci high-speed 同期シリアルボード Stallion マルチポートシリアルボード: EasyIO、EasyConnection 8/32 & 8/64、 Onboard 4/16、Brumby。 Specialix SI/XIO/SX ISA、EISA および PCI シリアル拡張カード/モジュール Adlib、SoundBlaster、SoundBlaster Pro、ProAudioSpectrum、Gravis UltraSound、Roland MPU-401 サウンドカード (snd ドライバ) Crystal Semiconductors、OPTi、Creative Labs、Avance、Yamaha、 ENSONIQ 製のほとんどの ISA audio codec (pcm driver) Connectix QuickCam Matrox Meteor Video フレームグラバー Creative Labs Video Spigot フレームグラバー Cortex1 フレームグラバー Hauppauge Wincast/TV ボード (PCI) STB TV PCI Intel Smart Video Recorder III Brooktree Bt848 および Bt878 チップベースのフレームグラバー各種 HP4020、HP6020、Philips CDD2000/CDD2660、Plasmon CD-R ドライブ PS/2 マウス 標準 PC ジョイスティック X-10 power コントローラ GPIB および Transputer ドライバ Genius および Mustek ハンドスキャナ Virtual Computers(www.vcc.com) の HOT1 と互換性のある XILINX XC6200 ベースの再構成可能ハードウェアカード Dave Mills 氏による実験的な Loran-C 受信機のサポート Lucent Technologies WaveLAN/IEEE 802.11 PCMCIA および ISA の標準スピー ド (2Mbps)、turbo スピード (6Mbps) 無線ネットワークアダプタとその同等品 (NCR WaveLAN/IEEE 802.11、Cabletron RoamAbout 802.11 DS)。 注意点: ISA バージョンのこれらのアダプタは、実際には ISA to PCMCIA ブリッジカード に PCMCIA カードを接続して使います。また両方のデバイスとも同じドライバ で動作します。 FreeBSD currently does NOT support IBM's microchannel (MCA) bus. 3. FreeBSD の入手 -------------------- FreeBSD を入手する方法はいろいろあります: 3.1. FTP/Mail ------------- FreeBSD および付随するすべてのパッケージは、正式な FreeBSD の リリースサイトである `ftp.FreeBSD.org' から ftp で入手できます。 他の FreeBSD ソフトウェアをミラーしているところは MIRROR.SITES に 記載されています。配布セットを取得するときには (ネットワーク的に) 一番近いところから ftp してください。なおミラーサイトになりたいと いうところは歓迎します。正式なミラーサイトになりたい場合には、 freebsd-admin@FreeBSD.org まで詳細を問い合わせてください。 インターネットに対する直接のアクセス手段を持たず、電子メールしか使えない という場合には、`ftpmail@ftpmail.vix.com' にメールを送ってファイルを入手 することもできます。メッセージに help と書いたメールを この電子メールアドレスに送ると詳しい使い方がわかります。ただし、この 方法では全部で「数十メガバイト」のファイルをメールで転送することに なります。他に手段がない場合の「最後の手段」と考えてください。 3.2. CDROM ---------- FreeBSD 3.5-RELEASE の CDROM は、次のところに注文することも可能です。 Walnut Creek CDROM 4041 Pike Lane, Suite F Concord CA 94520 1-800-786-9907, +1-925-674-0783, +1-925-674-0821 (FAX) インターネットからは orders@cdrom.com または http://www.cdrom.com で 注文できます。最新のカタログは次のところから ftp で入手できます。 ftp://ftp.cdrom.com/cdrom/catalog -RELEASE CD の値段は 39.95 ドル、FreeBSD の定期購読制の場合には 24.95 ドルです。FreeBSD SNAPshot CD は、手に入る時期には 39.95 ドル、 FreeBSD-SNAP の定期購読は 14.95 ドルです (-RELEASE と -SNAP の予約は 別々に扱っています)。定期購読制では、新しいバージョンがリリースされる ごとに自動的に送られてきます。料金はディスクが配送されるたびにクレジット カードから引き落とされます。キャンセルについても特に制約はなく、いつでも 解約できます。 配送料は (注文毎でディスク毎ではありません) はアメリカ合衆国国内、カナダ、 メキシコで 5 ドル、それ以外は 9 ドルです。Visa、Mastercard、 Discover、American Express または合衆国国内の小切手が利用できます。 合衆国国内では商品を現金と引換でお渡しします。カリフォルニア在住の方は、 8.25% の消費税が加わります。 もし気に入らなければ、CD は無条件に返すことができます。 4. 以前の FreeBSD リリースからアップデートするには -------------------------------------------------- FreeBSD の 以前のリリース、たぶん多くは 2.2.x 、あるいは (もっと少ない でしょうが) 2.1.x からアップグレードしようとしているのなら、下記の事項が もちろんアップグレードの方法によりますが、関係してきます。FreeBSD 全体をアップグレードするには以下の二つの手順がよく使われます。 o /usr/src 以下のソースを使う o sysinstall の (バイナリ) アップグレードオプションを使う ソースを用いる場合に知っておくべきターゲットは (訳注: make コマンドの引数) たったの二つだけです。標準的な ``upgrade'' ターゲットは、2.x や 3.0 の システムから 3.5 に、``world'' ターゲットは既存のシステムをアップグレード して最初のアップグレードから起こってきたどのような変更にも同期を取り続け ます。 バイナリアップグレードオプションの場合には、システムは即座に 3.5/ELF に 移行しますが、古いバイナリとの互換性のため /<basepath>/lib/aout ディレクトリに古いライブラリを移動します。 どちらの場合でも、ELF 化によって実行バイナリがいくらか小さくなり、また 他の ELF 環境では既に採用されている様々なコンパイラ機能を利用できるよう になります。(これまでの、ある意味でごちゃごちゃしていた a.out 形式は、 もはや他のほとんどのソフトウェア開発プロジェクトでサポートが打ち切られて います) 古い a.out の動的実行ファイルにアクセスし続けようという方は、 配布ファイルの compat22 をインストールすることを忘れないでください。 a.out ライブラリはシステムを再起動するまで有効にならないので注意して ください。このことがある種の a.out 形式のパッケージに問題をひき起こす ことがあります。 もう一つの注意ですが、古いバージョンのインストールディスクや sysinstall は使ってはいけません。3.1 から新しいブートストラップの手続きが導入された ので、(elf 形式のカーネルのために) 新しいブートブロックがインストール されていなくてはならないからです。 また、3.2 ではブートストラップの手続きにはさらに変更が加えられています。 [ other important upgrading notes should go here] 5. 問題のレポート、提案をする場合、コードの提供 ----------------------------------------------- 提案、バグレポート、コードの提供はいつでも歓迎されます。なにか問題を みつけたら、ためらわずにレポートしてください (可能なら、修正方法もあると 非常に助かります!)。 インターネットのメールが使える環境からバグレポートを送る場合には、 send-pr コマンドか http://www.FreeBSD.org/send-pr.html にある CGI を使う ことが好ましいです。バグレポートはバグ記録プログラムによって忠実に整理され、 バグレポートについてできるかぎり早く対応することができます。このようにして 記録されたバグの内容については、私たちの WEB サイトのサポートセクションで 見ることができますので、バグレポートとして、あるいは他のユーザが問題を認識 する「指標」としても重要な意味を持ちます。 なんらかの理由でバグレポートを提出するのに send-pr コマンドが使えない 場合には、次のアドレスへメールで送ってみてください。 freebsd-bugs@FreeBSD.org send-pr そのものはシェルスクリプトなので、まったく異なるシステム上でも 簡単に動作させることができます。障害レポートの追跡がより簡単になるので、 このインタフェースを使って頂くのが非常に好ましいのです。しかし提出する 前に障害がすでに修正されていないかどうか確認してください。 その他、質問やテクニカルサポートについてなどは、次のアドレスへ メールしてください。 freebsd-questions@FreeBSD.org また、私たちは、ボランティアの新しい助けの手をいつでも歓迎します。 私たちだけではもうとてもこなしきれないほど、やりたいことが 山積みになっているのです! 技術的な面で私たちにコンタクトする場合、 あるいは援助の申し出は次のアドレスへメールしてください。 freebsd-hackers@FreeBSD.org これらのメーリングリストは「かなり多くの」トラフィックがありますので、 メールアクセスが遅いとか、アクセスが高くつく場合で、しかも FreeBSD に 関する重要なイベントの情報だけあればよいという場合は、次のメーリング リストに申し込むのがよいでしょう。 freebsd-announce@FreeBSD.org すべてのメーリングリストは希望があれば自由に参加できます。 MajorDomo@FreeBSD.org へ本文に help とだけ書いた行を含むメッセージを 送ってください。これで、いろんなメーリングリストに参加する方法や、 アーカイブにアクセスする方法などの詳しい情報が入手できます。ここでは 触れていませんが、他にも面白いことを議論するいろいろなメーリングリストが ありますので、majordomo にメールを送って問い合わせてみてください! 6. 謝辞 ------- FreeBSD は世界中の (数百はいかないかもしれませんが) たくさんの人々が 行った作業の累積の結果であり、そのおかげで、このリリースがあなたの手元に 届いています。FreeBSDプロジェクトのスタッフの完全なリストについては、 以下をご覧ください: http://www.FreeBSD.org/handbook/staff.html doc 配布ファイルをインストールしてあれば以下にもあります: file:/usr/share/doc/handbook/staff.html 以下の方々に特に感謝します: 寄贈者の方々 http://www.FreeBSD.org/handbook/donors.html に リストがあります。 そして全世界のたくさんの FreeBSD ユーザとテスタの皆さん。 彼らがいなければこのリリースはまったく不可能だったでしょう。 今回の FreeBSD のリリースをあなたが楽しむことができる、と心から祈って。 The FreeBSD Projectリリース情報のページ