FreeBSD 3.3 Release Notes
リリースノート FreeBSD Release 3.3-RELEASE 3.3-RELEASE へようこそ。これは 1999 年 5 月にリリースされた 3.2-RELEASE に続くものです。3.2 がリリースされてからの 4 ヶ月間で、数 多くのバグ修正や全般的な拡張がシステムに対して行われました。詳細について は、下記の関連する項目を御覧ください。 インストールの失敗やクラッシュがありましたら send-pr コマンドを使って 報告してください。(Web インターフェースのほうが良ければ こちら を御覧ください)。 FreeBSD と 3.3-RELEASE のディレクトリ構成に関する情報は ABOUT.TXT を 御覧ください(フロッピーからインストールしている場合は特に!)。 インストールに関する説明は INSTALL.TXT や HARDWARE.TXT ファイルを 御覧ください。 目次: ----- 1. 3.2-RELEASE からの変更点 1.1 カーネルでの変更 1.2 セキュリティ上の修正 1.3 ユーザ領域での変更 2. サポートしている構成 2.1 ディスクコントローラ 2.2 イーサネットカード 2.3 ATM 2.4 その他のデバイス 3. FreeBSD の入手 3.1 FTP/Mail 3.2 CDROM 4. 以前の FreeBSD リリースからアップデートするには 5. 問題のレポート、提案をする場合、コードの提供 6. 謝辞 1. 3.2-RELEASE からの変更点 --------------------------- 1.1. カーネルでの変更 --------------------- Berkeley Packet Filter (bpf) が標準で有効になりました。これはインストー ルの際に DHCP を使うために必要とされます。 Linux バイナリ互換には重要なバグ修正と改善が行われました。 i386 アーキテクチャのブートストラップはいくつかの問題を含むシステムに 対する信頼性を高めました。 Lucent Hermes チップセットベースの IEEE 802.11 PCMCIA 無線ネットワーク アダプタをサポートするドライバが追加されました。Lucent WaveLAN/IEEE 802.11 および Cabletron RoamAbout がサポートされています。また 2Mbps および 6Mbps Turbo アダプタの両方をサポートします。[MERGED] ADMtek Inc. AL981 Comet チップセットベースの PCI fast イーサネットカー ドをサポートするドライバが追加されました。 LC82C115 'PNIC II' チップセットベースの PCI fast イーサネットカードを サポートするドライバが追加されました。 SysKonnect SK-984x PCI ギガビットイーサネットアダプタをサポートするド ライバが追加されました。 Adaptec AIC-6915 fast イーサネットコントローラベースの Adaptec Duralink PCI イーサネットアダプタをサポートするドライバが追加されました。 M-systems DiskOnChip のサポートが統合されました。 3Com 3c905C-TX をサポートするドライバが追加されました。 3Com 3x574-TX 16-bit FastEtherlink PC カードをサポートするドライバが追加さ れました。 RAID コントローラの Compaq Smart Raid family をサポートするドライバが追加 されました。 Realtek および Avance Asound の多数のサウンドカードをサポートするドライバ が追加されました。 USB サポートが改良されました。 Vinum ボリュームマネージャへの多数の更新が織り込まれました。 [しかし新しい RAID-5 の機能はまだできてまもないため、試験的なものと考えて ください]。 NFS に関する多数の問題が修正されました。 APM サポートが改良されました。古い APM BIOS においてカーネルがパニック する問題が修正されました。また、suspend/standby 遷移が更に強固になりま した。 ユーザ/グループベースの IPFW ファイアウォール機能が追加されました。 確率的ルール照合機能のサポートが IPFW に追加されました。 IPFW ロギングが動的になりました。IPFW ログカウンタはリセットできる ようになり、どのようなルールに対しても任意のログ制限を掛けられる ようになりました。 1.2. セキュリティ上での修正 --------------------------- ファイルシステム・フラグに関する問題が修正されました。 profil(2) に関する問題が exec 呼び出しの後は不活性のままとなるようになり ました。 adm (automount デーモン)におけるリモートから root 権限を奪われる セキュリティホールが修正されました。 wu-ftpd のポートは、リモートからの root 権限搾取を防ぐことのできる 最近のパッチを取り入れました。 proftpd のポートは、リモートからの root 権限搾取を防ぐことのできる 最近のパッチを取り入れました。 「訳注: FreeBSD Security Advisoryの FreeBSD-SA-99:03.ftpd REISSUEDより抜粋 -- ProFTPD は 別のセキュリティ上の問題を抱えていて、1999年9月15日現在 安全なバージョンは存在しません。3.3-RELEASE には含まれない予定です。 ProFTPD の ports は既に“FORBIDDEN”とされていて、このセキュリティ上の 問題が修正されるまでこのままです。 ProFTPD を使用する場合は、使用を再開する前に、この問題に対するパッチ について確認して下さい。」 samba のポートは、リモートからの root 権限搾取を防ぐことのできる 最近のパッチを取り入れました。 inn のポートは、いくつかのバッファオーバフローを修正した新しいバージョン を取り入れました。 FreeBSD 3.0 RELEASE より、サービス不能攻撃(denial of service attack) に食いものにされていたネットワークスタックに関する多くの小さな問題が 修正されました。 1.3. ユーザランドでの変更 ------------------------- Linux モードのサポート環境を更新しました。linux_lib および linux_devel の ports をそれぞれ linux_base と linux_devtools で置き換えました。 これらの新しい ports は Red Hat 5.2 パッケージをベースとしており、 glibc2 および libc5 ベース両方のアプリケーションに対するサポートを含みます。 Sysinstall において DHCP クライアントをサポートしました。 inetd(8) の TCP Wrappers サポートはコマンドラインオプションによって制 御できるようになりました。今までラップされていたサービス種別に加えて、 データグラム(UDP)を使ったサービスもラップできるようになりました。 詳細は man ページを見てください。コマンドラインオプション を付けずに inetd を起動すると TCP Wrappers は無効となります。 ISC DHCP クライアントがバージョン 2.0 に更新されました。 Bison (GNU パーサジェネレータ) がバージョン 1.28 に更新されました。 APM (Advanced Power Management) 監視デーモン、apmd(8) が追加されました。 これは特定のイベントに対してコマンドを指定することで、ユーザが APM イベントを userland から処理することを可能とします。そのため柔軟な方法で APM の挙動を設定できます。詳細は man ページを見てください。 2. サポートしている構成 ----------------------- FreeBSD は現在、ISA、VLB、EISA、PCI バスの 386SX から Pentium クラス までのさまざまな種類の PC で動作します (ただし 386SX はお勧めできません)。 IDE、ESDI ドライブや、さまざまな SCSI コントローラ、ネットワークカードや シリアルカードにも対応しています。 2.1. ディスクコントローラ --------------------- WD1003 (あらゆる MFM/RLL) WD1007 (あらゆる IDE/ESDI) IDE ATA Adaptec 1535 ISA SCSI コントローラ Adaptec 154x シリーズ ISA SCSI コントローラ Adaptec 174x シリーズ EISA SCSI コントローラ (スタンダード、エンハンスドモード) Adaptec 274X/284X/2920C/294x/2950/3940/3950 (Narrow/Wide/Twin) シリーズ EISA/VLB/PCI SCSI コントローラ Adaptec AIC7850、AIC7860、AIC7880、AIC789x オンボード SCSI コントローラ AdvanSys SCSI コントローラ (全モデル) BusLogic MultiMaster コントローラ: [ BusLogic/Mylex "Flashpoint" アダプタはまだサポートされて *いません*] BusLogic MultiMaster "W" シリーズホストアダプタ: BT-948、BT-958、BT-958D BusLogic MultiMaster "C" シリーズホストアダプタ: BT-946C、BT-956C、BT-956CD、BT-445C、BT-747C、BT-757C、BT-757CD、 BT-545C、BT-540CF BusLogic MultiMaster "S" シリーズホストアダプタ: BT-445S、BT-747S、BT-747D、BT-757S、BT-757D、BT-545S、BT-542D、 BT-742A、BT-542B BusLogic MultiMaster "A" シリーズホストアダプタ: BT-742A、BT-542B 完全に BusLogic MultiMaster と互換性のある AMI FastDisk コントローラも サポートされています。 DPT SmartCACHE Plus、SmartCACHE III、SmartRAID III、SmartCACHE IV、 SmartRAID IV SCSI/RAID コントローラはサポートされています。 The DPT SmartRAID/CACHE V はまだサポートされていません。 SymBios (以前の NCR 製) 53C810、53C810a、53C815、53C820、53C825a、 53C860、53C875、53C875j、53C885、53C895、53C896 PCI SCSI コントローラ: ASUS SC-200 Data Technology DTC3130 (すべての変種) Diamond FirePort (すべて) NCR cards (すべて) Symbios cards (すべて) Tekram DC390W、390U および 390F Tyan S1365 QLogic 1020、1040、1040B、1080 そして 1240 SCSI ホストアダプタ QLogic 2100 Fibre Channel アダプタ (プライベートループのみ) DTC 3290 EISA SCSI コントローラ (1542 エミュレーションモードにて) 以上のサポートされているすべての SCSI コントローラにおいて、SCSI-I と SCSI-II の周辺機器についてすべてのサポートが提供されています。 これにはハードディスク、光磁気ディスク、テープドライブ (DAT と 8mm Exabyte を含む)、メディアチェンジャ、プロセッサとして動作 するターゲットデバイス、CDROM ドライブが含まれます。CDROM コマンドを サポートする WORM デバイスは CDROM ドライバによる読み取り専用アクセス のみサポートされています。WORM/CD-R/CD-RW への書き込みは ports ツリーに ある cdrecord によりサポートされています。 現在、以下の種類の CD-ROM がサポートされています: (cd) SCSI インターフェース (ProAudio Spectrum と SoundBlaster SCSI も含む) (matcd) 松下/Panasonic (Creative SoundBlaster) 専用インターフェース (562/563 モデル) (scd) Sony 専用インターフェース (全モデル) (wcd) ATAPI IDE インターフェース 以下のドライバは古い SCSI サブシステムではサポートされていましたが、 新しい CAM の SCSI サブシステムでは *まだ* サポートされていません。 Tekram DC390 および DC390T コントローラ。(おそらく AMD 53c974 ベースの他のカードも含めて) NCR5380/NCR53400 ("ProAudio Spectrum") SCSI コントローラ UltraStor 14F、24F、34F SCSI コントローラ Seagate ST01/02 SCSI コントローラ Future Domain 8xx/950 シリーズ SCSI コントローラ WD7000 SCSI コントローラ Adaptec 1510 シリーズ ISA SCSI コントローラ (非ブートデバイスとして) Adaptec 152x シリーズ ISA SCSI コントローラ Adaptec AIC-6260 および AIC-6360 ベースのボード。これには AHA-152x および SoundBlaster SCSI カードを含みます。 [ 注: AIC-6260/6360 および UltraStor ドライバを新しい CAM SCSI の 枠組みに移植する作業が進行中ですが、いつ完成するか、本当に完成するか どうかはまだわかりません。] 以下のドライバは保守されていません。これらは動くかも知れませんし、 動かないかもしれません: フロッピーテープインターフェース (Colorado/Mountain/Insight) (mcd) Mitsumi 専用 CD-ROM インターフェース (全モデル) 2.2. イーサネットカード ------------------- AIC-6915 fast イーサネットコントローラチップベースの Adaptec Duralink PCI fast イーサネットアダプタ、次のものを含みます: ANA-62011 64-bit single port 10/100-BaseTX adapter ANA-62022 64-bit dual port 10/100-BaseTX adapter ANA-62044 64-bit quad port 10/100-BaseTX adapter ANA-69011 32-bit single port 10/100-BaseTX adapter ANA-62020 64-bit single port 100-BaseFX adapter Allied-Telesis AT1700 および RE2000 カード 次のものを含む Tigon 1 および Tigon 2 チップセットベースの Alteon Networks PCI ギガビットイーサネットカード。 Alteon AceNIC (Tigon 1 および 2) 3Com 3c985-SX (Tigon 1 および 2) Netgear GA620 (Tigon 2) Silicon Graphics ギガビットイーサネット DEC/Compaq EtherWORKS 1000 NEC ギガビットイーサネット AMD PCnet/PCI (79c970 & 53c974 または 79c974) SMC Elite 16 WD8013 イーサネットインターフェース、そしてその他多くの WD8003E、WD8003EBT、WD8003W、WD8013W、WD8003S、WD8003SBT、 WD8013EBT ベースの互換品。SMC Elite Ultra。 SMC Etherpower II。 次のものを含む RealTek 8129/8139 fast イーサネット NIC: Allied Telesyn AT2550 Allied Telesyn AT2500TX Genius GF100TXR (RTL8139) NDC Communications NE100TX-E OvisLink LEF-8129TX OvisLink LEF-8139TX Netronix Inc. EA-1210 NetEther 10/100 KTX-9130TX 10/100 Fast Ethernet Accton "Cheetah" EN1027D (MPX 5030/5038; RealTek 8139 互換?) SMC EZ Card 10/100 PCI 1211-TX 次のものを含む Lite-On 82c168/82c169 PNIC fast イーサネット NIC: LinkSys EtherFast LNE100TX NetGear FA310-TX Rev. D1 Matrox FastNIC 10/100 Kingston KNE110TX Macronix 98713、98713A、98715、98715A および 98725 fast イーサネット NIC: NDC Communications SFA100A (98713A) CNet Pro120A (98713 もしくは 98713A) CNet Pro120B (98715) SVEC PN102TX (98713) 次のものを含む Macronix/Lite-On PNIC II LC82C115 fast イーサネット NIC: LinkSys EtherFast LNE100TX Version 2 次のものを含む Winbond W89C840F fast イーサネット NIC: Trendware TE100-PCIE 次のものを含む VIA Technologies VT3043 "Rhine I" および VT86C100A "Rhine II" fast イーサネット NIC: Hawking Technologies PN102TX D-Link DFE530TX 次のものを含む SysKonnect SK-984x PCI ギガビットイーサネットカード: SK-9841 1000baseLX single mode fiber、single port SK-9842 1000baseSX multi-mode fiber、single port SK-9843 1000baseLX single mode fiber、dual port SK-9844 1000baseSX multi-mode fiber、dual port 次のものを含む Texas Instruments ThunderLAN PCI NIC: Compaq Netelligent 10、10/100、10/100 Proliant、10/100 Dual-Port Compaq Netelligent 10/100 TX Embedded UTP、10 T PCI UTP/Coax、10/100 TX UTP Compaq NetFlex 3P、3P Integrated、3P w/ BNC Olicom OC-2135/2138、OC-2325、OC-2326 10/100 TX UTP Racore 8165 10/100-BaseTX Racore 8148 10-BaseT/100-BaseTX/100-BaseFX multi-personality ADMtek Inc. AL981-based PCI fast イーサネット NIC 次のものを含む ASIX Electronics AX88140A PCI NIC: Alfa Inc. GFC2204 CNet Pro110B DEC EtherWORKS III NIC (DE203、DE204、および DE205) DEC EtherWORKS II NIC (DE200、DE201、DE202、および DE422) DEC DC21040、DC21041、もしくは DC21140 ベースの NIC (SMC Etherpower 8432T、DE245、等) DEC FDDI (DEFPA/DEFEA) NIC Fujitsu MB86960A/MB86965A HP PC Lan+ カード (model numbers: 27247B および 27252A)。 Intel EtherExpress 16 Intel EtherExpress Pro/10 Intel EtherExpress Pro/100B PCI Fast Ethernet Isolan AT 4141-0 (16 bit) Isolink 4110 (8 bit) Novell NE1000、NE2000、NE2100 イーサネットインターフェース。 NE2000 をエミュレートする PCI ネットワークカード: RealTek 8029、 NetVin 5000、Winbond W89C940、Surecom NE-34、VIA VT86C926。 3Com 3C501 カード 3Com 3C503 Etherlink II 3Com 3c505 Etherlink/+ 3Com 3C507 Etherlink 16/TP 3Com 3C509、3C579、3C589 (PCMCIA)、3C590/592/595/900/905/905B/905C PCI、 EISA (Fast) Etherlink III / (Fast) Etherlink XL 3Com 3c980/3c980B Fast Etherlink XL サーバアダプタ 3Com 3cSOHO100-TX OfficeConnect アダプタ Toshiba イーサネットカード Crystal Semiconductor CS89x0 ベースの NIC (IBM Etherjet ISA を含みます) IBM と National Semiconductor 製の PCMCIA Etherjet カードも サポートされています。 現在トークンリングのカードは「全く」サポートされていません。私たちは誰かが ドライバを寄付してくださるのを待っています。誰かやりませんか? 2.3 ATM ------- o ATM ホストインターフェース - FORE Systems, Inc. PCA-200E ATM PCI アダプタ - Efficient Networks, Inc. ENI-155p ATM PCI アダプタ o ATM シグナリング方式 - The ATM Forum UNI 3.1 signaling protocol - The ATM Forum UNI 3.0 signaling protocol - The ATM Forum ILMI アドレス登録 - FORE Systems 独自の SPANS signaling protocol - Permanent Virtual Channels (PVCs) o IETF の "Classical IP and ARP over ATM" モデル - RFC 1483、"Multi-protocol Encapsulation over ATM Adaptation Layer 5" - RFC 1577、"Classical IP and ARP over ATM" - RFC 1626、"Default IP MTU for use over ATM AAL5" - RFC 1755、"ATM Signaling Support for IP over ATM" - RFC 2225、"Classical IP and ARP over ATM" - RFC 2334、"Server Cache Synchronization Protocol (SCSP)" - Internet Draft draft-ietf-ion-scsp-atmarp-00.txt、 "A Distributed ATMARP Service Using SCSP" o ATM ソケットインタフェース 2.4. その他のデバイス --------- AST 4 ポートシリアルカード (共有 IRQ 使用) ARNET 8 ポート シリアルカード (共有 IRQ 使用) ARNET (現在は Digiboard) 同期 570/i 高速シリアル Boca BB1004 4 ポートシリアルカード (Modem はサポートして「いません」) Boca IOAT66 6 ポートシリアルカード (Modem はサポートしています) Boca BB1008 8 ポートシリアルカード (Modem はサポートして「いません」) Boca BB2016 16 ポートシリアルカード (Modem はサポートしています) Comtrol Rocketport カード Cyclades Cyclom-y シリアルボード STB 4 ポートカード (共有 IRQ 使用) SDL Communications Riscom/8 シリアルボード SDL Communications RISCom/N2 および N2pci high-speed 同期シリアルボード Stallion マルチポートシリアルボード: EasyIO、EasyConnection 8/32 & 8/64、 Onboard 4/16、Brumby。 Specialix SI/XIO/SX ISA、EISA および PCI シリアル拡張カード/モジュール Adlib、SoundBlaster、SoundBlaster Pro、ProAudioSpectrum、Gravis UltraSound、Roland MPU-401 サウンドカード (snd ドライバ) Crystal Semiconductors、OPTi、Creative Labs、Avance、Yamaha、 ENSONIQ 製のほとんどの ISA audio codec (pcm driver) Connectix QuickCam Matrox Meteor Video フレームグラバー Creative Labs Video Spigot フレームグラバー Cortex1 フレームグラバー Hauppauge Wincast/TV ボード (PCI) STB TV PCI Intel Smart Video Recorder III Brooktree Bt848 および Bt878 チップベースのフレームグラバー各種 HP4020、HP6020、Philips CDD2000/CDD2660、Plasmon CD-R ドライブ PS/2 マウス 標準 PC ジョイスティック X-10 power コントローラ GPIB および Transputer ドライバ Genius および Mustek ハンドスキャナ Virtual Computers (www.vcc.com) の HOT1 と互換性のある XILINX XC6200 ベースの再構成可能ハードウェアカード Dave Mills の実験的な Loran-C 受信機のサポート Lucent Technologies WaveLAN/IEEE 802.11 PCMCIA および ISA の標準スピー ド (2Mbps)、turbo スピード (6Mbps) 無線ネットワークアダプタとその同等品 (NCR WaveLAN/IEEE 802.11、Cabletron RoamAbout 802.11 DS)。 注意点: ISA バージョンのこれらのアダプタは、実際には ISA to PCMCIA ブリッジカード に PCMCIA カードを接続して使います。また両方のデバイスとも同じドライバ で動作します。 現在 FreeBSD では IBM のマイクロチャネル (MCA) バスはサポートして 「いません」。 3. FreeBSD の入手 -------------------- FreeBSD を入手する方法はいろいろあります: 3.1. FTP/Mail ------------- FreeBSD および付随するすべてのパッケージは、正式な FreeBSD の リリースサイトである `ftp.FreeBSD.org' から ftp で入手できます。 他の FreeBSD ソフトウェアをミラーしているところは MIRROR.SITES に 記載されています。配布セットを取得するときには (ネットワーク的に) 一番近いところから ftp してください。なおミラーサイトになりたいと いうところは歓迎します。正式なミラーサイトになりたい場合には、 freebsd-admin@FreeBSD.org まで詳細を問い合わせてください。 インターネットに対する直接のアクセス手段を持たず、電子メールしか使えない という場合には、`ftpmail@ftpmail.vix.com' にメールを送ってファイルを入手 することもできます。メッセージに help と書いたメールを この電子メールアドレスに送ると詳しい使い方がわかります。ただし、この 方法では全部で「数十メガバイト」のファイルをメールで転送することに なります。他に手段がない場合の「最後の手段」と考えてください。 3.2. CDROM ---------- FreeBSD 3.3-RELEASE の CDROM を次のところに注文することも可能です。 Walnut Creek CDROM 4041 Pike Lane, Suite F Concord CA 94520 1-800-786-9907, +1-925-674-0783, +1-925-674-0821 (FAX) インターネットからは orders@cdrom.com または http://www.cdrom.com で 注文できます。最新のカタログは次のところから ftp で入手できます。 ftp://ftp.cdrom.com/cdrom/catalog -RELEASE CD の値段は 39.95 ドル、FreeBSD の定期購読制の場合には 24.95 ドルです。FreeBSD SNAPshot CD は、手に入る時期には 39.95 ドル、 FreeBSD-SNAP の定期購読は 14.95 ドルです (-RELEASE と -SNAP の予約は 別々に扱っています)。定期購読制では、新しいバージョンがリリースされる ごとに自動的に送られてきます。料金はディスクが配送されるたびにクレジット カードから引き落とされます。キャンセルについても特に制約はなく、いつでも 解約できます。 配送料は (注文毎でディスク毎ではありません) はアメリカ合衆国国内、カナダ、 メキシコで 5 ドル、それ以外は 9 ドルです。Visa、Mastercard、 Discover、American Express または合衆国国内の小切手が利用できます。 合衆国国内では商品を現金と引換でお渡しします。カリフォルニア在住の方は、 8.25% の消費税が加わります。 もし気に入らなければ、CD は無条件に返すことができます。 4. 以前の FreeBSD リリースからアップデートするには ---------------------------------------------- FreeBSD の 以前のリリース、たぶん多くは 2.2.x 、あるいは (もっと少ない でしょうが) 2.1.x からアップグレードしようとしているのなら、下記の事項が もちろんアップグレードの方法によりますが、関係してきます。FreeBSD 全体をアップグレードするには以下の二つの手順がよく使われます。 o /usr/src 以下のソースを使う o sysinstall の (バイナリ) アップグレードオプションを使う ソースを用いる場合に知っておくべきターゲットは (訳注: make コマンドの引数) たったの二つだけです。標準的な ``upgrade'' ターゲットは、2.x や 3.0 の システムから 3.2 に、``world'' ターゲットは既存のシステムをアップグレード して最初のアップグレードから起こってきたどのような変更にも同期を取り続け ます。 バイナリアップグレードオプションの場合には、システムは即座に 3.2/ELF に 移行しますが、古いバイナリとの互換性のため /<basepath>/lib/aout ディレクトリに古いライブラリを移動します。 どちらの場合でも、ELF 化によって実行バイナリがいくらか小さくなり、また 他の ELF 環境では既に採用されている様々なコンパイラ機能を利用できるよう になります。(これまでの、ある意味でごちゃごちゃしていた a.out 形式は、 もはや他のほとんどのソフトウェア開発プロジェクトでサポートが打ち切られて います) 古い a.out の動的実行ファイルにアクセスし続けようという方は、 配布ファイルの compat22 をインストールすることを忘れないでください。 a.out ライブラリはシステムを再起動するまで有効にならないので注意して ください。このことがある種の a.out 形式のパッケージに問題をひき起こす ことがあります。 もう一つの注意ですが、古いバージョンのインストールディスクや sysinstall は使ってはいけません。3.1 から新しいブートストラップの手続きが導入された ので、(elf 形式のカーネルのために) 新しいブートブロックがインストール されていなくてはならないからです。 また、3.2 ではブートストラップの手続きにはさらに変更が加えられています。 [ アップグレードに関する他の重要な注意はここに入れます ] 5. 問題のレポート、提案をする場合、コードの提供 ----------------------------------------------- 提案、バグレポート、コードの提供はいつでも歓迎されます。なにか問題を みつけたら、ためらわずにレポートしてください (可能なら、修正方法もあると 非常に助かります!)。 インターネットのメールが使える環境からバグレポートを送る場合には、 send-pr コマンドか http://www.FreeBSD.org/send-pr.html にある CGI を使う ことが好ましいです。バグレポートはバグ記録プログラムによって忠実に整理され、 バグレポートについてできるかぎり早く対応することができます。このようにして 記録されたバグの内容については、私たちの WEB サイトのサポートセクションで 見ることができますので、バグレポートとして、あるいは他のユーザが問題を認識 する「指標」としても重要な意味を持ちます。 なんらかの理由でバグレポートを提出するのに send-pr コマンドが使えない 場合には、次のアドレスへメールで送ってみてください。 freebsd-bugs@FreeBSD.org send-pr そのものはシェルスクリプトなので、まったく異なるシステム上でも 簡単に動作させることができます。障害レポートの追跡がより簡単になるので、 このインタフェースを使って頂くのが非常に好ましいのです。しかし提出する 前に障害がすでに修正されていないかどうか確認してください。 その他、質問やテクニカルサポートについてなどは、次のアドレスへ メールしてください。 freebsd-questions@FreeBSD.org また、私たちは、ボランティアの新しい助けの手をいつでも歓迎します。 私たちだけではもうとてもこなしきれないほど、やりたいことが 山積みになっているのです! 技術的な面で私たちにコンタクトする場合、 あるいは援助の申し出は次のアドレスへメールしてください。 freebsd-hackers@FreeBSD.org これらのメーリングリストは「かなり多くの」トラフィックがありますので、 メールアクセスが遅いとか、アクセスが高くつく場合で、しかも FreeBSD に 関する重要なイベントの情報だけあればよいという場合は、次のメーリング リストに申し込むのがよいでしょう。 freebsd-announce@FreeBSD.org すべてのメーリングリストは希望があれば自由に参加できます。 MajorDomo@FreeBSD.org へ本文に help とだけ書いた行を含むメッセージを 送ってください。これで、いろんなメーリングリストに参加する方法や、 アーカイブにアクセスする方法などの詳しい情報が入手できます。ここでは 触れていませんが、他にも面白いことを議論するいろいろなメーリングリストが ありますので、majordomo にメールを送って問い合わせてみてください! 6. 謝辞 ------- FreeBSD は世界中の (数百はいかないかもしれませんが) たくさんの人々が 行った作業の累積の結果であり、そのおかげで、このリリースがあなたの手元に 届いています。FreeBSDプロジェクトのスタッフの完全なリストについては、 以下をご覧ください: http://www.FreeBSD.org/handbook/staff.html doc 配布ファイルをインストールしてあれば以下にもあります: file:/usr/share/doc/handbook/staff.html 以下の方々に特に感謝します: 寄贈者の方々 http://www.FreeBSD.org/handbook/donors.html に リストがあります。 そして全世界のたくさんの FreeBSD ユーザとテスタの皆さん。 彼らがいなければこのリリースはまったく不可能だったでしょう。 今回の FreeBSD のリリースをあなたが楽しむことができる、と心から祈って。 The FreeBSD ProjectRelease Home