FreeBSD 3.1 Errata Notes
このファイル ERRATA.TXT には 3.1 のリリース以降の ERRATA (不具合などの情報) が おさめられています。このリリースに関する問題を報告するのは、 ** なによりも前に ** このファイルを読んでからにしてください。また、 このファイルは新しい問題が発見されるたびに更新されます。ですから、 ついこの間この文書をチェックしたばかりであっても、バグレポートを 送る前にもう一度チェックし直してください。このファイルに加えられた 変更箇所は、自動的に freebsd-stable@FreeBSD.org にも e-mail で送られます。 3.1 のセキュリティに関する最新の勧告については、 ftp://ftp.FreeBSD.org/pub/FreeBSD/CERT/ をご覧ください。 ---- セキュリティに関する勧告: 3.1 に対する現在有効なセキュリティに関する勧告: ありません ---- システムの更新情報: o 最初のシステムインストール時に netscape などのいくつかの package をインストールしようとすると、前提となる "compat22" 配布ファイルがちゃんとインストールされているにも関わらず、 インストールに失敗することがあります。 対策: この問題は compat22 と XFree86 配布ファイルの一部として a.out 形式のライブラリがインストールされるのに、少なくとも 一度はシステムが完全にブートするまでは a.out ライブラリ (ldconfig) キャッシュが構築されないために起ります。 この構築がおこなわれる前に古い a.out ライブラリを 使用する package (netscape など) がインストールされると 混乱が生じます。 この問題を回避するためには、単純に通常のインストールを 一旦完了してリブートした後に、改めて /stand/sysinstall を使用して (または pkg_add(1) コマンドを直接使用して) 失敗した package のインストールをやり直します。 o ドキュメントに書いてあるにも関わらず、新しいカーネルの 変更情報が保存されません。 対策: 実際にはこの変更情報は格納されていますが、格納先が不正です。 /kernel.config を /boot/kernel.conf (変更情報がない場合は 存在しません) へ移動し、次の内容を /boot/loader.rc へ追加 します: load /kernel load -t userconfig_script /boot/kernel.conf autoboot 5 これによってカーネル変更情報が読み込まれるようになり、 その情報が正しく使用されるようになります (さらにこの処理に おける新しい 3-stage ローダに関しての知識が多少得られるので、 この演習はまったく無駄ではありません)。 o DOS パーティションからのインストールを、C:\FREEBSD\BIN\... と いったようなディレクトリ構成でインストール手順に忠実におこなうと 失敗します。 対策: このインストール手順は正しく、3.1-RELEASE のインストーラの バグにより sysinstall が C:\ の直下 (例えば C:\BIN\...) あるいは C:\RELEASES\ (C:\RELEASES\BIN\... など) を参照 してしまいます。3.1-STABLE では修正されています。