FreeBSD 2.2.5 Errata Notes
このファイル ERRATA.TXT には 2.2.5 のリリース以降の ERRATA (不具合などの情報) が おさめられています。このリリースに関する問題を報告するのは、 なによりも前に このファイルを読んでからにしてください。また、 このファイルは新しい問題が発見されるたびに更新されます。ですから、 ついこの間この文書をチェックしたばかりであっても、バグレポートを 送る前にもう一度チェックし直してください。このファイルに加えられた 変更箇所は、自動的に freebsd-stable@FreeBSD.org にも e-mail で送られます。2.2.5 のセキュリティに関する最新の勧告に ついては、 ftp://FreeBSD.org/pub/CERT/ をご覧ください (URL にご注意 - ftp.FreeBSD.org では ** ありません **)。 ---- セキュリティに関する勧告: 2.2.5 に対する、現在有効なセキュリティに関する勧告: One o FreeBSD-SA- 97:05 (ftp://ftp.FreeBSD.org/pub/FreeBSD/CERT から利用できます)。 X サーバが走っておらず、I/O 命令へのアクセスが必須であるような 特殊なユーティリティも使用していない場合は、/dev/io を取り除く という回避策をとることもできます。 ---- システムのアップデート情報: o 2.2.5 の appletalk のスタックは壊れています。 修正法: appletalk を走らせる場合はこのパッチをあててください。 ftp://ftp.FreeBSD.org/pub/FreeBSD/updates/2.2.5-RELEASE/atalk.diff.2.2.gz o リモートプリンタにジョブを送る場合、ラインプリンタ・スプーラ・ デーモン (lpd) は、`ct' 項目(`ct' capability) で指定された時間 (デフォルトでは 2 分) を過ぎると、ジョブを送った子プロセスを 殺してしまいます。 修正法: この問題を解決するには、lpd サブシステムを 2.2-stable にアップデートしてください。回避策として、`ct' 項目に途方もなく大きな秒数 (3600 とか) を指定してやる方法もあります。 (訳注: `ct' capability については ハンドブックや printcap(5) を 参照のこと) o Intel の "F00F”バグを突けば、Pentium マシンにアクセスしてプログラムを 実行できるユーザであれば誰でも、そのマシンをハングさせることが できます。 修正法: カーネルを 2.2-stable のものにアップグレードするか、以下の パッチを当ててください。 ftp://ftp.FreeBSD.org/pub/FreeBSD/updates/2.2.5-RELEASE/f00f.diff.2.2.gz o ipfw のコードの中に、"reset tcp" というファイアウォールのコマンドを 使用すると、カーネルがカーネルスタックの不特定の地点にイーサネットの ヘッダを書き込むというバグがありました。 修正法: カーネルを 2.2-stable のものにアップデートするか、 ftp://ftp.FreeBSD.org/pub/FreeBSD/updates/2.2.5-RELEASE/ipfw.diff.gz にあるパッチを当ててください。 o XF86Setup にはバグがあり、リンクが既に存在している場合をのぞき、 /usr/X11R6/bin/X から正しい X サーバへシンボリックリンクを張ることができません。 startx を実行すると、以下のエラーが表示されます。 xinit: No such file or directory (errno 2): no server "X" found in PATH 修正法: (root になって) 以下のコマンドを実行し、XF86Setup をもう一度走らせてください。 # cd /usr/X11R6/bin # ln -s XF86_VGA16 X XF86Setup が現行の XF86Config をデフォルトで使用するかどうか たずねてきたら、no を選択してください。 'X' からサーバにリンクを張るかどうかたずねてきたら、 yes を選択してください。 o ユーザモード PPP のフェーズダイアグラムの実装にはバグがあり、いくつかの PPP の実装との組合わせで使用すると、リンクを切断するときに問題が発生します。 回線は切断されますが、モデムは手動で pppctl (か、switch) を実行しない限り ハングアップしません。 修正法: -current のソース派生の ppp が http://www.FreeBSD.org/~brian から利用できます。 このソースは 2.0.5 以降のバージョンの FreeBSD でビルドできます。 このコードは -current のツリーには入っていますが、 2.2-STABLE のツリーには (まだ) 入っていません。 さらなる情報は以下の場所で手に入ります。 Document references FAQ handbookリリース情報のページ