FreeBSD/ARM プロジェクト
はじめに
このページは、ARM アーキテクチャおよびハードウェアへの FreeBSD の移植に関する情報をまとめたものです。 ARM への移植に関する議論は、 freebsd-arm メーリングリストで行われています。
目次
現在の状況
ARM の主なターゲットが組み込み機器であるため、 FreeBSD プロジェクトは公式的なリリースやコンパイル済みの package をこのプラットフォームに対して提供していません。 そのため、ARM は、公式的には Tier 2 プラットフォームです。 しかしながら、FreeBSD/ARM は、積極的に開発、管理され、サポートされています。 また、ARM ベースのシステムを構築する素晴らしいフレームワークが提供されています。
FreeBSD/ARM ハードウェアノート
FreeBSD は、IQ31244 および IQ80321 基板を含む i80321 ベースの Intel の開発用基板で動作するはずです。 まだ最低限の対応しかできておらず、CPU, PCI-X バス、em(4) イーサネットアダプタ、 UART およびタイマーデバイスしか対応していません。
EP80219 基盤の i80219 XScale プロセッサに対応しています。
Avila GW2348-4 基盤の AviIXP425 に対応しています。
Atmel AT91RM9200 CPU/Microcontroller range に対応しています。 Kwikbyte KB9202 devboard range, BWCT ボードおよび Hot-e HL200 thin クライアントデバイスに対応しています。
StrongARM 1100 CPU に対する最低限の対応が行なわれていますが、 その範囲は Simics がエミュレートしている CPU, UART, クロックに留まっています。理論的には Simics がエミュレートしている Assabet 基板で起動できるはずですが、 成功したか失敗したかに関わらず試したという報告はありません。
さらに Atmel AT91SAM926x CPU, Marvell Orion ARM SoC、Samsung S3C2XX0 range および Cirrus Logic EP93XX CPUs へと対応するため、 Technologic Systems TS-7200 基盤への移植作業が行われています。
課題
- SATA 対応を追加する必要があります。
- ウォッチドッグ、i2c, バス等、他のデバイスを NetBSD から取り込むべきです。
FreeBSD/ARM に関連したリンク
短いインストールガイド
Olivier Houchard (cognet@FreeBSD.org) が、現時点の FreeBSD ソースコード用の短いインストールガイドを書きました。ここ から入手できます。
FreeBSD/ARM メーリングリスト
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あるミュージシャンの意見では...
(組み込み) コンピュータ上で FreeBSD/ARM を実行することで、 silence を享受できます。 Depeche Mode による "Enjoy The Silence" という歌もあるくらいです。
All I ever wanted All I ever needed Is here in my ARMs Words are very unnecessary They can only do harm