(通常の場合、) 圧縮された tar ファイルの形 (foo.tar.gz あるいは foo.tar.Z) で オリジナルのソースを入手して、 それを DISTDIR にコピーします。 できる限り、主流のソースを 使用するようにしてください。
もとの tar ファイルがどこにあるかを示すために、変数 MASTER_SITES を設定する必要があります。 主なサイトのほとんどについては省略形が bsd.sites.mk で定義されています。 これらのサイト (と付随する定義) を、ソースコード内で同じ情報が繰り返されるのを避けるために、 可能な限り使うようにしてください。 これらのサイトは時とともに変わってゆきますので、そうしないと、 関係者一同にとってメンテナンスの悪夢になってしまいます。
ネットワークへの接続の良好な FTP/HTTP サイトを 見つけることができなかったり、頭にくるような非標準的な形式しか 置いていないサイトしか見つけられないときには、 自分の管理下にあり信頼できる FTP サーバや HTTP サーバ (たとえば、あなた自身のホームページ) に置くこともできます。
そのような便利かつ信頼のおける置き場所が見つからない場合、 我々が ftp.FreeBSD.org に ``置き場所''を提供することもできますが、 これはなるべく避けたい解決法です。 配布ファイルは、誰かの freefall アカウントの ~/public_distfiles/ に置かれることでしょう。 その port をコミットする人に、置いてもらえるように頼んでください。 その人は配布ファイルを置いて、MASTER_SITES を MASTER_SITE_LOCAL にセットし、 MASTER_SITE_SUBDIR には 自分の freefall ユーザ名を 入れておいてくれるでしょう。
その port の配布ファイルが、 作者によるバージョン更新のようなことがなく変更されるなら、 その配布ファイルを あなたのホームページに置いて、MASTER_SITES の 最初に指定することも考えてみてください。できれば、その port の作者にそういうことをしないようにお願いしてみてください。 そのためには、何かしらのソースコード管理を行うと役に立つでしょう。 あなたが独自のバージョンを置けば、ユーザが “checksum mismatch” エラーに悩まされることもなくなりますし、FreeBSD の FTP サイトの 保守担当者の負担も減らすこともできます。 また、その port にマスターサイトが一つしか存在しない場合には、 あなたのサイトにバックアップを置き、 それを MASTER_SITES の 2 番目に 指定すると良いでしょう。
その port がインターネット上で入手できる追加パッチを 必要とするのなら、それも取ってきて DISTDIR に置いてください。 それらがメインのソースの tar ファイルとは別のサイトに あったとしても、心配する必要はありません。 そのような状況にも ちゃんと対応できるようになっています (後述の PATCHFILES の記述を ご覧ください)。