CFLAGS 変数は尊重すべきです。 ここでいいたいのは、port は、 既存の値を上書きしてこの変数をまるごと設定しなおすべきではなく、 その代わり必要な値を既存の値に追加してゆくべきだということです。 そうすれば、すべてての ports に影響するビルドオプションをグローバルに設定できます。
port がこれを尊重しない場合は、 NO_PACKAGE=ignores cflags を Makefile に加えてください。
CFLAGS 変数をきちんと考慮した Makefile の例を以下に示します。 += の部分に注目してください。
CFLAGS += -Wall -Werror
次は CFLAGS 変数を考慮しない Makefile の例です。
CFLAGS = -Wall -Werror
CFLAGS 変数は、FreeBSD システムの /etc/make.conf で定義されています。 最初の例では既存の定義を保存しつつ CFLAGS 変数にオプションフラグを追加しているのに対し、 二番目の例では既存の定義をすべて無効にしてしまっています。