5.8. 作業ディレクトリの指定

それぞれの port は作業ディレクトリに展開されるので、 作業ディレクトリは書き込み可能でなければなりません。 Ports システムは、デフォルトでは DISTFILES${DISTNAME} というディレクトリに展開されると想定します。 つまり、次のように設定していたら、

PORTNAME=      foo
PORTVERSION=   1.0

その port の配布ファイルの内容は、最上位のディレクトリが foo-1.0 で、 残りのファイルはそのディレクトリの下に置かれているということです。

そうでない場合に上書きできる変数がたくさんあります。

5.8.1. WRKSRC

この変数は、 アプリケーションの配布ファイルが展開された時に作成されるディレクトリの名称を示します。 前の例で、(foo-1.0 ではなく) foo というディレクトリに展開されるなら、

WRKSRC=      ${WRKDIR}/foo

または、

WRKSRC=      ${WRKDIR}/${PORTNAME}

と書いてください。

5.8.2. NO_WRKSUBDIR

その port がサブディレクトリに展開しないのであれば、 それを示すために NO_WRKSUBDIR を設定してください。

NO_WRKSUBDIR= yes
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