普通のマニュアルや info ファイルの他にユーザにとって有用だと思えるような文書がある場合には、 PREFIX/share/doc の下にインストールしてください。 これは前記と同様 post-install ターゲットの中から行なうと良いでしょう。
まず、あなたの port のために新しいディレクトリを作ります。 どの port の文書か簡単にわかるような名前にする必要がありますので、 普通は PORTNAME を使うと良いでしょう。 もちろん、ユーザが異なるバージョンのものを同時に使うことが予想される port の場合には PKGNAME をそのまま使っても構いません。
ユーザが /etc/make.conf でこの部分を禁止するために NOPORTDOCS という変数をセットしている場合には、 これらの文書がインストールされないようにしてください。 こんな具合です。
post-install: .if !defined(NOPORTDOCS) ${MKDIR} ${DOCSDIR} ${INSTALL_MAN} ${WRKSRC}/docs/xvdocs.ps ${DOCSDIR} .endif
ここでは、変数をいくつかと、それを Makefile で利用した時にどう展開されるかを説明します。
${DATADIR} は ${PREFIX}/share/${PORTNAME} に展開されます。
${DOCSDIR} は ${PREFIX}/share/doc/${PORTNAME} に展開されます。
${EXAMPLESDIR} は ${PREFIX}/share/examples/${PORTNAME} に展開されます。
文書ファイルおよびディレクトリはすべて pkg-plist の中に %%PORTDOCS%% を頭につけて書く必要があります。 たとえば、次のようにしてください。
%%PORTDOCS%%%%DOCSDIR%%/AUTHORS %%PORTDOCS%%%%DOCSDIR%%/CONTACT %%PORTDOCS%%@dirrm %%DOCSDIR%%
インストール時に pkg-message ファイルを利用してメッセージを表示することができます。詳細は pkg-message を使う のセクションを参照してください。
注意: pkg-message ファイルを pkg-plist に加える必要はありません。